ラ・メゾンブランシュ(フレンチ・豊中)
この日のお昼は、宝塚南口の『ラ・カプリーヌ』で取材。そして夜は豊中に移動して『ラ・メゾンブランシュ』へ。『ヴァリエ』や『ラペティ・ロアラブッシュ』と同じ、旧ホテルプラザ『ル・ランデブー』出身の加藤シェフのフレンチです。豊中駅からタクシーで5分ほど(歩いても行けます。帰りは徒歩でした)、名前のとおり、外観は「白い家」。住宅地の中にある、ともすると見落としてしまいそうなホワイトハウス(笑)です。
夜のコースは4960円、6610円のプリフィクスコースと、8000円のおまかせコース。今回は6610円のコースにしました。
・ガスパチョ、エビのタルタル
雑味のないガスパチョ(トマトなど、野菜の冷製スープ)と、海老のタルタルの上にパルミジャーノスライス。このガスパチョに口を付けただけで、ここのレベルの高さがうかがえる、丁寧な作り。タルタルの方も、ねっとりとした海老をパルミジャーノの塩気が引き締めて、とても整然とした味になっています。
・フランス産カエルのムニエル パセリのスープ仕立て オニオンフリット添え
この日一番のお気に入り。どんな味かと言われれば、上質なフライドチキン(笑) つくづく、カエルって鶏肉に似てるよなーと思った次第であります。塩気は強めだと思うのですが、それがギリギリで塩辛さを感じさせず、旨みになっているのです。量もたっぷりで、フィンガーボウルも出てくるので、ワイルドにガツガツいっときました。
・スズキのポワレ
シンプルながらも、その肉厚さ、うまみ共に良い素材を選んでいることが伝わってきます。皮はカリッと、身はしっとりジューシーに、のベーシックな仕上がり。地味にタコもうまいッス。
・ショウガのジュース
口直しになんと、ショウガのジュース。めっちゃショウガです。
スーッ!!!とします。
いや、ありでしょう。コレ。一口目は驚きますが、料理はしっかりめの味付けなので、コースの半ばの、良い踊り場となります。ちょっと風邪ひいたときに飲むショウガ湯に似てるけど(笑)
・仔羊のロティ マスタード風味
これまたベーシックですな。でも、見事なまでのロゼ色に焼き上げられた肉は繊維の間に肉汁をたっぷりとため込み、噛むとじゅわわ~っと味が染み出します。あーいいですねぇ、こういうの。ココは本当に安心できるフレンチです。
・レンズ豆のみつまめ ココナッツのアイスクリーム
デザートは4種+チーズ盛り合わせの、計5種類からチョイス。うち3種はフルーツ系です。チョコレート系がないのは珍しいですね。『ヴァリエ』名物のフルーツグラタンもありました。今回は珍しさで、さっぱりとしたみつ豆を選択。レンズ豆って、本来あまり好きじゃないんですけど、これは美味しい。甘みと合わせると、あの豆独特の苦味が味を引き締めるので、おいしくいただけるのです。ココナッツのアイスがちゃんと甘みも加えてくれるので、全体のバランスも良い仕上がりになっています。
全体として、本当に高いレベル。プラザ系はみんなスゴイ! どこも好みで、根は似ているのに、それぞれに方向性が違っていて面白いですね。甲乙つけ難い良さがあります。
料理としてはココが一番素朴系だとは思うのですが、そこかしこに面白さが散りばめられていて、けして平凡なフレンチに埋没していない。この日のお客さんは家族連れや年配の方など、年齢層高め。いいですねぇ、この雰囲気。大阪よりも神戸のような、和やかな空気があります。
サービスもしっかりしていて、男性の方も女性の方(ちなみに美人です)も丁寧で親しみやすい姿勢で、とても好感が持てます。女性の方(しつこいようですが美人です)は、『羽山料理店』の羽山さんや『カメキチ・ビストロ』の亀井さんと同級生とのことで、そんな話でも盛り上がりました。豊中はイメージとしては遠いのですが、梅田から15分くらいなので、意外と近いです。この店のために、また行ってみたいと思えました。
公式WEBサイトは製作中みたいなので、同じオールアバウトガイドの麻生氏の『ラ・メゾンブランシュ』記事もどうぞ。8000円のおまかせコースが紹介されています。
ぶっちゃけ、おまかせコースの方がコストパフォーマンス良いと思う。1400円ほどで前菜2品増えるし。最初に渡されるメニューに内容は書いてあるので、嫌いなものがなくて財布が許せば、こちらをオススメ。素材などで選びたい場合は、プリフィクスコースを選ぶと良いと思います。どちらにしても、満足度は高いです。
| 店データ |
| 店名:ラ・メゾンブランシュ >>HP |
| 住所:大阪府豊中市上野西1-8-17 >>地図 |
| アクセス:阪急豊中駅より徒歩15分 |
| 電話:06-6852-7628 |
~関西グルメ食べ歩きレビュー~