★ルセット(フレンチ・三宮)

『ルセット』のシェフおまかせ

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ひっさびさに神戸の『ルセット』でディナー行っときました。今回は記念日メニューってことで、料理はシェフにおまかせ。値段はヒミツ♪ 東京のちょっとしたところで食べたら倍はするなーという値段です。まずはグラスのシャンパーニュをいただきながら...

●毛蟹のカッペリーニ
パスタにうるさいウチが認めた味! トマトもちゃ~んとうまみになってます♪

●大間のマグロの炙りと水茄子のマリネ
マグロの素材感を楽しむため、味付けはほとんど無し。それでもうまい。トロじゃないのに、トロのよう。野菜と合わせるとさらにうまい!

●フォアグラのポワレ&フラン
んまい! フォアグラの焼いたのってあまり好きじゃないのを見透かされたような火入れ。フランの甘さがソーテルヌのようで、好相性。

●根セロリのヴルーテとオマール海老
海老ぷりっぷり♪ セロリのヴルーテはちょいやわらかめ?周りのオイルはアルガンオイル。美容界注目のオイルです。

●リーダニョーと夏セップ茸、クスクスと温泉卵
ふるふるとした羊の胸腺は、上質の豚の脂身のよう。そこに僕の大好きなセップ。卵も濃くてうまい!

●アワビの蒸し焼き、焼き茄子のピュレ 「フレッシュ冬トリュフ」添え
アワビ、やわらか~い! 貝類の旨みって良いですね。さて、夏なのに「冬トリュフ」とは...?

答えはオーストラリア産。そう、南半球は今、冬でトリュフの旬なのです。だから黒いし、香りもフォアグラに乗ってたサマートリュフとは段違い! 出てきた瞬間、「あれ?黒い?しかも香りが・・・」と、サプライズ。やっぱトリュフっていーなー♪

●仏産ビュルゴー家のシャラン鴨キュイスのコンフィとアリコ・ブランの煮込み  現代風"カスレー"仕立て フォアグラのエミュルション・ソース
名前ながっ(笑) HPからコピペです。鴨ってやっぱ素材がストレートに出ますね~。窒息鴨は鉄分たっぷり。鴨界のコントレックス(意味不明)。濃厚な赤ワインのソースとの相性も抜群。カスレは写真ではボケちゃってますが、味はしっかりとエッジきいてます!

●レモンのプリンとライチのシャーベット
マダムと喋りながら、思わず「あ、これ美味い」とフツーに口から言葉が出ました。さっぱり~。

●季節のフルーツのクレープ包み マンゴーのグラス添え 冷たいグラタン仕立て(僕チョイス)
ぷにょんとしたクレープとカスタード、そして上のマンゴーの熟成具合がたまらん!

●アールグレイのパルフェとマカロナードのフィアンティーヌ 練乳のムース添え 赤ワインのキャラメルソース(相方チョイス)
アールグレイって偉大。そりゃピカード艦長@スタートレックも好んで飲むわ。ちなみに、記念日なので、チョコメッセージ書道家(嘘)Kさんの達筆でメッセージ入り。ありがとー♪

●プティフール3種

あー食べた食べた。食べ過ぎました。印象に残ったのはやっぱりアワビかな~。っつーかトリュフ。あとはメインの鴨か。でも口直しのレモンのプリンも、量があったらデザートとしても通用するくらいレベル高いです。

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今回、かなり香りが強めのものがドーンと来たので、体調が優れなかった相方は途中でバテてましたが。でも、やっぱりフレンチらしくて良いんですよねー。という訳で、冬のジビエコースも行かねば~。

あと、記念日ってことで、花束いただきました! 葉っぱのくるん♪が可愛いです。シェフ、マダム、スタッフの皆さん、ありがとうございます! Oさん、ソムリエ試験頑張れ~!

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  店名:ルセット >>HP
住所:神戸市中央区山本通2-2-13
   シルクハイツII B1F >>地図
アクセス:各線三宮駅から徒歩10分
電話:078-221-0211




『ルセット』でディナー

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通常のディナーは初訪問。昼でも前菜・メイン・デザートと、ほぼ同じものがオーダーできますが(一部ディナー用プリフィクスもあります)、夜はメインの量が少しアップ、アヴァンデセールもつきます。また、アミューズは大幅にグレードアップ。夜の北野坂の雰囲気もありますし、個人的にはアミューズや前菜などが好きなので、納得できる価格です。

続きはオールアバウトで。

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  店名:ルセット >>HP
住所:神戸市中央区山本通2-2-13
   シルクハイツII B1F >>地図
アクセス:各線三宮駅から徒歩10分
電話:078-221-0211




『ルセット』でランチ

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■値上がりなれど、コスパ良し

 この2ヶ月で3回目となる訪問。今回は4人でランチに訪問です。今回も料理の味はもちろん、サービス面でも楽しめる訪問となりました。

今回から少し値上がりしてます。2940円(税込)のA.saisonが3000円(税込)に。キリのいい数字にしたんでしょうね。まぁ、60円ですから、それほど気にすることはないでしょう。それと、メニューが綺麗になってます。今まで喫茶店のメニューのような感じで、この上品な内装なのに...と思ってたのですが、これで解消。白を基調としたシンプルなデザインで雰囲気にも合ってます。

■料理構成

メニューの中身の方も、季節が変わったので新しいメニューが何点か追加。今回はそのメニューを中心にいただきました。それにスープを追加しました。食べたメニューは下の通り。一番上に書いてあるのが、僕のオーダーしたものです。

●アミューズ:フルーツトマトと生ハムのひとくちピザ
●前菜(一品を選択):
 ・オマール海老とツブ貝のタルタル フヌイユ風味ガトー仕立て コライユのレムラードとラディシュのア・ラ・グレック添え(+500円)
 ・阿寒湖産ドナルドソン・サーモン(虹鱒)のグリエ コンソメ・ジュレのラビオリ仕立て アボガドのムースとレフォールのクリーム ブリニ添え
 ・根室産タラバ蟹とオニオンコンフィのグラチネ オレンジフラワーの香り タマリンド風味の赤ピーマンのクーリー サラダ・プランタニエと共に
 ・本日市場よりの海の幸たっぷりサラダ ハーブ風味
●スープ(一品を選択):(+300円)
 ・ポルチーニのポタージュ
 ・蕪のポタージュ
●メイン(一品を選択):
 ・仏ブルターニュ産パンタード(ほろほろ鳥)のプレゼ 香り高いブイヨンとディジョンマスタードのソース
 ・仏シャラン産鴨胸肉のロースト 7種のスパイスと蜂蜜ヴィネガー風味ソース
 ・和牛頬肉のドーブ 柔らか赤ワイン煮込み ポンム・ピューレ入りリガトーニ添え
 ・豪産シャロレ種 仔牛ロース肉のポワレ ピエ・ド・コションとレモンのサレ風味の粒マスタードソース
●デザート(一品を選択):
 ・ブラン・ブラン・マンジェ
 ・アールグレイのクリームブリュレと、れん乳のアイス
 ・紫芋のモンブラン 有機サツマイモのグラスとスイートポテトと共に
 ・ミロワール・オー・ショコラ
●プティフール:マドレーヌとパート・ド・フリュイ

■相変わらず素晴らしい料理

アミューズはひとくちピザ。まごうことなきピザです。この数日前にデリバリーピザを頼みましたが、やはりピザはできたてに限りますね。

前菜は料金を追加してオマールとツブ貝をチョイス。メインとなるのはタルタルですが、上の海老の味、ツブ貝の食感、タルタルに使われた海老味噌の風味など、どれをとっても素晴らしい一品。味噌の風味も強すぎず弱すぎずのちょうどいい塩梅でした。そして少し口がしつこくなってきたところにラディッシュ。酢漬けにされているので、さっぱりと口をリセット。非常にバランスのいい一品でした。サーモンも一口もらいましたが、こちらはたん白なサーモンを使っているとのこと。しかし、決して味が淡白なのではありません。牛で言うと、おいしい赤身の牛を食べているような、サーモン自体の旨さ。上にはジュレを綺麗に乗せてあり、見た目も良い一品です。

スープはポルチーニを。体が温まる、香り高いスープ。蕪のスープもおいしかったけど、ポルチーニ好きの僕としてはやはりこちらです。

メインには、ほろほろ鳥をいただきました。写真右奥にあるのはほろほろ鳥の骨でとったコンソメスープ。マダムから「すごく濃い味ですけど」と説明がありましたが、本当にその通り。でも、おいしいんです。いやみがない濃さ。こういう味の濃さが一番好きです。肉はナイフがいらないくらい柔らかく、骨からもスルッと取れます。味ももちろんおいしいし、量もあります。ちょうど初もののたけのこシーズンで、付け合せに出てきたのも嬉しかったです。

■新作パンも登場

そうそう、今回は自家製パンの新作もありました。くるみパン。こちらは薄皮タイプの軽い食感。味はもちろんおいしい。いつもの、麦のしっかりしたパンもいいですが、軽いパンも出てくるようになり、選択肢が増えて嬉しいです。

■新作デザートも

デザートはブラン・ブラン・マンジェです。ココナッツのブランマンジェと、ホワイトチョコレートのミルフィーユ。最初にブランマンジェの方を食べてみると、割とあっさりめ。しかし、ミルフィーユのホワイトチョコの方が濃いので、結果としてバランスが取れています。そして、感動したのが、アールグレイのクリームブリュレ。マダムが「今まで来られてて、けっこう色々食べておられますので、別のものでアールグレイのものとかもお作りできますけど。今から作れば間に合いますので」と仰ってくださいました。というわけで、できたてのブリュレです。盛りも独創的でかわいい。キャラメリゼした部分をれん乳のアイスとフルーツの上に乗せてあります。アールグレイの香りと味が心地よい一品でした。何よりも、そのサービス精神に感動です。

あとはいつも通り、プティフールとハーブティーをいただいて終了。ホント、幸せになれるレストランです。

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  店名:ルセット >>HP
住所:神戸市中央区山本通2-2-13
   シルクハイツII B1F >>地図
アクセス:各線三宮駅から徒歩10分
電話:078-221-0211




『ルセット』でランチ

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20060109rusettoputelifu-ru.jpg■落ち着いて訪問

 前回の訪問から一ヶ月未満で訪問。今回もランチに2人です。前回はクリスマスシーズンで、やや慌しかったのですが、今回は年明けということで、落ち着いて訪問。コースはランチのAコース(2940円)です。

■料理構成

今回のチョイスは以下の通り。全体を通して、非常に満足できました。
●アミューズ:エスカルゴの香草ココット焼き
●前菜:(一品を選択)
・本日市場よりの海の幸たっぷりサラダ ハーブ風味
・オマール海老と有機野菜のコンフィ モザイク仕立てのテリーヌ
●スープ(300円で追加):蕪のポタージュ
●メイン:(一品を選択)
・本日市場よりのお魚料理 シェフスタイル
 舌平目とタラバガニを野菜で巻き、ソースアメリケーヌとシャンパンの2色のソースで
・豪産シャロレ種仔牛ロース肉のポワレ ピエ・ド・コションとレモンのサレ風味の粒マスタードソース
●デザート:(一品を選択)
・洋梨のコンポート カルパノチョコのソルベと パート・フィロのフィアンティ-ヌ 
・紫芋のモンブラン 有機サツマイモのグラスとスイートポテトと共に
●プティフール:しょうが風味のマドレーヌと、バナナ風味のトリュフチョコ

アミューズはエスカルゴ。エスカルゴといえば、バジルとバターのソースと決まっていますが、このお店のものはニンニクをたっぷりきかせて、なんとトマトで味付けしてあります。珍しい。珍しいけど、いや珍しいから好きです。味の方も少し酸味がついて、食欲増進してくれます。

■まさに「たっぷり」サラダ

前菜はサラダとテリーヌ。サラダ、すごいですね。よこわ、かんぱち、たこ、いか、えび...本当に「たっぷり」サラダです。そして、それぞれの素材が酸味の強いドレッシングに負けてない。見た目も量も味も満足できる一皿です。テリーヌの方は、つなぎを使わず、野菜を巻いてプレスしてあるもの。直球勝負ですね。味は...やや弱め? ひと口しか食べてませんけど、もう少し何か欲しいかな。それぞれの素材自体はおいしいので、素材を味わうには十分ですが、もうひと味、なにか欲しい気がします。

スープは前回のポルチーニか、蕪のポタージュ。今回は後者をチョイス。見た目、きれいですね。味もポタージュなんだけど、確かに蕪。蕪のスープってどうなんだろうと心配でしたが、これなら安心して飲めます。

■ひと味違う盛り付け

メインは悩んだ末に牛と本日の魚を。レストランで牛食べるなんて珍しいんですけどね。大きめの四角い皿にバランスよく盛られた牛。『ル・ポンドシエル』の血統を感じる、美しい盛りですね。味は、すごく食べやすい皿、というのが第一印象。「ピエ・ド・コション」は豚足、「サレ」は塩辛い、の意。やや塩辛いですが、日本人にはなじみやすい味です。

魚は、マダムの説明を受けて、すごく興味をそそられたので、本日の鮮魚にしました。本来は舌平目とカニではなく、エビらしいのですが、前菜にエビが入っていたのでカニに変更。嬉しい気遣いです。そして作り置きではできないワザ。いろいろ感心させられてしまいます。味の方もすばらしい。噛むとジュワッとうまみが染み出してきます。塩はこちらもやや強め。僕としては、アメリケーヌソースは塩強めでないとと思うので、これくらいが好きです。

■目でも舌でもお楽しみ

デザートはいちぢくのコンポートが切れてしまったので、洋梨に。それと紫芋のモンブラン。両方ともすごい見た目の美しさ。『ポンドシエル』の装飾美をしっかり継いでます。洋梨の方のチョコはすごく濃い。そしてなめらか。『ル・ピリエ』といい、最近、ショコラティエの作るできあいのチョコより、レストランで食べるチョコの方がおいしい気がします。洋梨もしっかりした甘さで、このチョコとのバランスが取れています。

モンブランは絶対おすすめのデザートです。紫芋をつかっているので、あっさりめのモンブランですが、甘みはしっかり。中はメレンゲを使ってあり、味がくどくならず、食感のコントラストにもなっています。グラス(アイス)はリキュールが強めでサッパリしてます。そしてスウィートポテトの焼き菓子。手作りの味です。甘くて、ちゃんと詰まってて、それでいて固くない。バランスよく盛られた3品で大満足でした。

プティフールはマドレーヌとチョコ。隣のテーブルはパート・ド・フリュイだったので、前回と同じにならないよう気遣っていただいたのでしょうか。しょうが風味も『ポンドシェル』のピエール・ゲイの流れでしょうか。ハーブティーと共に、両方ともおいしく頂きました。

■これぞレストランでしょう

全体として、本当に満足できるレストランです。料理は一つがすごくおいしい、というのではないです。たとえば料理と好みがバッチリ合ったときの味や火入れだけなら、『ヴァリエ』の方が上かもしれません。ここは全体的においしいタイプのお店だと思います。でも、ビストロならともかく、レストランでは料理の見た目ってやっぱり大事です。目で、舌で、鼻で。そして気さくなマダムとの会話、口で、耳で、五感の全てを満足させてくれるレストラン。

今回、サービスはマダムが一人で担当。2時間くらいかけて食事してたのに、全然待たされた感じがしませんでした。しっかり目を配り、会話も交えつつ、うまくさばいておられます。話すときも低姿勢で、すごく真面目な方だなーと感じます。お客さんの年齢層も比較的高く落ち着いていますし、地元の人に愛されている感じがします。

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  店名:ルセット >>HP
住所:神戸市中央区山本通2-2-13
   シルクハイツII B1F >>地図
アクセス:各線三宮駅から徒歩10分
電話:078-221-0211




『ルセット』のランチコース

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「プロ」「プロフェッショナル」...その道に秀でた人に対して使われる言葉ですが、アマチュアとの違いは、といえば[責任感]にあるのだと思います。そして、このお店は間違いなく「プロフェッショナル」のフレンチです。今回は2名で訪問。

まずは内装。神戸のフレンチといえば今は亡き『ジャン・ムーラン』系がまず思い浮かびます。『ペルージュ』『シェ・ローズ』『ル・フェドラ』『ジャンティ・オジェ』『ヴェリテ(閉店)』...これらの店の内装はほぼ共通してます。白を基調とし、明るいベージュ系のウッディな内装。しかし、このお店はもっとクラシカル。まず木の色がブラウンです。クロスは白の上にオリエンタルブルー系の2枚重ね。あまり明るい色使いだと落ち着かないものですが、ここは落ち着いて楽しめます。席につくと、サービスプレートの上にはかわいくブルーのリボンが巻かれたナプキンが。お店自体は約30席の小さなお店なので、気後れすることもありません。クロークもしっかりしたもの、トイレもなぜか歯ブラシセットと紙コップまで置いてある。高級感とくつろぎやすさをうまくミックスさせた、いい内装です。

シェフは大阪の『ル・ポンドシェル』で修行後、1990年に『レシピ』をオープン。『ルセット』の隣だから、中は繋がってるのかな? そして2000年に『ルセット』開店。このお店自体はまだ5年くらいなんですね。しかし、料理・サービスとも本当に素晴らしい。

料理は2940円のコース。300円でポルチーニのスープが追加できるとのことなので、それもオーダー。アミューズ・前菜・スープ・メイン・デザート・プティフールで3240円のコース。この雰囲気・構成でこの値段は本当にリーズナブル。各料理は次の通り。

●アミューズ:ハモンイベリコ・ベジョータを使ったミニクロワッサン
●前菜:(一品を選択)
・車海老と北寄貝のショーフロワ コンソメゼリー寄せ "ラ・ピラミッド" 温度卵と赤ピーマンのコンフィ添え カルダモン風味
・根室産季節の蟹とコライユのムース、トマトとアボガドのミルフィーユ "ラルク・アン・シエル"
●メイン:(一品を選択)
・前浜産ひらめのポワレ マニゲットとクミンのソース コロンボデュ-風味 茄子のチュイールとアリッサ添え
・和牛頬肉のドーブ 柔らか赤ワイン煮込み ポンムピューレ入りリガトーニ添え
●デザート:(一品を選択)
・苺のクレームとフロマージュブランのソルベ ココット仕立て 銀の飴糸を纏って
・ミロワール・オー・ショコラ
●プティフール:焼菓子とオレンジのパート・ド・フリュイ

ここの料理システム、神戸のこのレベルのレストランにしては少し変わってます。基本的にプリフィクスで、メインが1皿で2940円、メイン2皿で4725円~。プリフィクスと言っても、かなりの種類の中から選べます。で、料理によって1000円~の追加料金、というもの。個人的にはわかりやすくて嬉しいです。料理の名前は長いけど。300円という気軽な値段でスープが追加できるのもいいです。お客・お店の双方にとって、わかりやすく、また満足できるシステムだと思います。

アミューズはミニクロワッサン。ひと口で頂きます。少ししっとりした生地にハムの旨み、そして塩気がしっかり。見た目もかわいいし、味にも満足。この寒い季節なら、温めてあると更に嬉しいかも。

前菜。僕は"ラ・ピラミッド"をオーダー。まず見た目に華やか。その名の通りピラミッド状にしたゼリー寄せには海老もたっぷり。見た目より食べ応えがあります。味もしっかりパンチの効いたもの。塩加減も好みです。温度卵とは、いわゆる温泉卵ですね。そして赤ピーマンのコンフィもおいしい。やわらかく煮てあって、面白い食感。なのにしっかりパプリカの味。こういう食べさせ方もあるんだ、と感嘆。

追加オーダーしたポルチーニのスープ。ポルチーニ好きの僕としてはハズせません。出てきた瞬間にポルチーニの香りが沸き立ちます。味は予想通りにおいしい。スープ自体も泡立ててあり舌触り、のど越しともなめらかでした。この時点で今日は絶対おいしいと予感。

パンもおいしいです。ずっしりとした重量感のある、麦と全粒粉の香りが素晴らしい。食感ももちもちとして、皮の厚さも好み。「どこのパンだろう?」と思ってたら、自家製らしいです。神戸にはパン屋、ベーカリーがいっぱいありますが、そこで売れるレベル。同行者は「パンのおいしいレストランは料理もおいしい」という自論を持っていますが、ここに関しても当てはまります。

メインは魚で、平目のポワレ。こちらも香り高いカレー風味のソース。付け合せがシェイカーのような形に小さくカットした人参、そしてブロッコリーなど緑のもの。茄子のチュイールで高さを演出しています。肉の方もひと口頂きましたが、柔らかく味もしっかりと牛の旨みがあって美味。ワインの香りも程よく、こちらも盛り付けがキレイです。しかし赤ワイン煮をガラス皿で、とは珍しいですね。

デザートは、ミロワール・オー・ショコラにフロマージュブラン。両方ともビックリするぐらいのおいしさ。いつも食べてるパティスリー、ケーキ専門店と変わらないレベルのものです。ミロワール・オー・ショコラは『グレゴリー・コレ』の"アプソリュ"のようなもの。プラリネ(ナッツのペースト)のムースとショコラのムースの2層ものですね。薫り高く、そしてしっかり甘く、本当においしいです。ケーキ屋との違いは、と言えば固いこと。ケーキは持って帰ったりするので、どれだけドライアイスを入れていても柔らかくなります。しかし、レストランなら違う。思ったとおりの温度、つまり固さで出せます。そういう意味で、これはレストランのデザート、ですね。

フロマージュ・ブランもいただきましたが、こちらも専門店と遜色なし。というか、飴糸の美しいデセールがある分、上でしょうね。牛乳とチーズ自体もしっかりした味で、そこに少し飴糸を崩して食べるとシャリシャリとして食感も楽しい。ちょっと飴多いけど、見た目の美しさのためにはこれくらい惜しみなく、といった感じでしょうか。

最後にプティフール。焼き菓子はやや固めの一般的なもの。あまり甘くはないです。特筆すべきはオレンジのグミのような食感のもの。周りには砂糖がまぶしてあるのですが、中のゲル状の部分はすごく酸味が強い。『カランドリエ』でプティフールを食べたときは、こんなに甘いものいらない...と思ったものですが、これなら口をすっきりさせるという意味でも嬉しい。食後の飲み物にはコーヒー・紅茶・エスプレッソ・ハーブティーの4種類より。このハーブティーも口をさっぱりさせてくれて、本当においしかったです。

このお店のサービスはシェフの奥様と、若いかわいい感じの女の子が担当。このマダムが素晴らしい。途中、魚を運んで来た女の子が皿を置き間違える+料理名を間違える、ということがあったのですが、後から肉を運んできたマダムがすかさずフォロー。よく遠くから聞こえたなーと思いました。こんな感じで、本当によく気付く方ですし、お話も丁寧で上手。内に厳しく、外に優しいマダムという印象。「僕がこのお店の顔」という責任感、プロフェッショナルを感じました。

全体に、このお店は本当しっかりしている。それはお店のホームページを見ても同様。料理もすべて網羅してあり、ワイン、場所など、すごく情報が整理された見やすく、(一応web関係の職業である僕が見ても)わかりやすいページ。シェフのブログもあって、すごく楽しい。料理の味、盛り付けや内装のセンス、サービスはもちろん、経営方針自体にも好感の持てる、素晴らしいお店でした。

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  店名:ルセット >>HP
住所:神戸市中央区山本通2-2-13
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