メシャン・ルー(フレンチ・京都)

京都に用事ができたので、せっかくなのでランチでも...と店探し。
用事のついでなもので一人ですから、いつもの方法、
いくつか店をピックアップしておき、当日に電話で予約で。

一人で前もって予約するのが苦手ってのもありますし、
何よりランチの時間までに起きられる自信がないというのが最大の理由(笑)

というわけで、いくつかピックアップしたお店のうち、
最初に電話をかけたところで予約が取れました。
京都市役所から少し北に上がった『メシャン・ルー』。
昨年オープンしたフレンチレストランです。

20111031mechantloup01.jpgいかにも歴史がありそうな、小さな建物が並ぶ中に、異彩を放つ紫色の外観。
そう大きくない、暗めの店内はちょうど満席。

HP見てると白いクロスがかかってますが、この時はなかった。
ランチタイムはクロスなしなのかな?
最近はクロスなしでレストランクオリティの料理を出すフレンチが
多くなってきましたし、いまっぽいフレンチだなーという印象。
外観のモダンさと共に、メートルらしき人やスタッフも若く、
それも「いまっぽいフレンチ」という僕の印象を強めます。

料理は3,500円の1コースのみ(前日までの予約でもうひとつある模様)。
これもいまっぽいフレンチですね。

・アミューズ1

20111031mechantloup02.jpgカリフラワーだったかのムースにリンゴ、赤ピーマンのムースにウニのタルト。
この少し塩気が足りないくらいが、スタートにはちょうど良い。
ところで、このゴマに刺す感じのアミューズって流行ってるんですかね?


・アミューズ2

20111031mechantloup03.jpg冷たい前菜の次は、温かい前菜。
自家製ソシソンのブリオッシュ包みと、スープは何だったか忘れました。
どちらも先ほどより塩気が強く、それでいて強すぎない。いいバランスです。

この器と同様、こちらのレストランではヴィロレイのカトラリーがよく使われています。
軽めの贈り物などに僕も使いますが、こういうモダンなお店にはよく合いますね。


・農園野菜のコンプレッション モザイク仕立て 九条葱のピストゥ

20111031mechantloup04.jpgよく見かける野菜のテリーヌ的なものですが、丸いのは珍しい。
たくさんの野菜が使われていますが、それぞれの存在感がしっかりあって、
こなれすぎてないところも良いですね。

しかし、ソースはあまり好みのタイプではなかったかな。
味はしっかりコクがあっておいしいのですが、
パルメザンの粉感が舌に残るのは、どうも好みじゃなくって。
パプリカのピュレなどの方が良かったかな。


・セップ茸とフォアグラのラヴィオリ シャンピニョンのコンソメ仕立て

20111031mechantloup05.jpg大好きなセップとフォアグラは、申し分なし。
さらに香り高いコンソメがテーブルで注がれ、食欲を刺激してきます。
前菜というよりはメインディッシュのパワーを持った一皿。
この日のように1メインディッシュのコースだと、これくらいの濃厚さが良い。
もしこれが魚+肉の2メインだったら、味覚的にお腹いっぱいになりそう。


・仔羊背肉のロティとソシソン ピュレタイユとジュダニョーで

20111031mechantloup06.jpgメインは6種類からのチョイス。
最近のレストランにしてはしっかり用意している、その心意気が嬉しい。

大好きな仔羊は、ボリュームこそそう多くはないですが、
焼き加減も良く、ソースも僕が大好きなニンニクと羊の焼き汁。
もう少し濃く、そして量があってもいいとは思いますが、お昼ですしね。
酸味のあるトマトのピュレとクールジェットで、南仏風は、羊料理のテッパン。
ソシソンも入れるとメインディッシュとしての重量感もあって、満足できました。

・想像のデザート

デザートは3種類からチョイス。
最初にそれぞれの素材を持ってきて、この中からお選びください、とやってくれます。
この日は栗といちじく、チョコレート。気分が秋だったので、意外と迷わず栗で。
だから「想像のデザート」なのね。ふむ、こういう趣向も楽しいですね。

一人じゃなかったらねwww

まあ、せっかく「想像」なので画像はナシにしておきましょうか。
出てきたのは、縦長のメレンゲの中にラム酒のアイスと
栗のクリームをモンブラン状に詰めたパルフェ。
これに栗とオレンジのコンポートを添え、後者はソースにも。

見た目にもスタイリッシュな上に、味もなかなか。
クリームに濁ったところはなく、アイスの苦味とも上手く混ざります。

デザートの一番大切なことは「また来たい」と思わせることだと思いますが、
その意味でこの一皿はとても良い仕事をしたと言えるでしょう。


・ハーブティ&プティフール

20111031mechantloup08.jpgギモーブとシュークリームでフィニッシュ。

これまで京都のフレンチというと、大別して3パターンだったと思うのです。
1.老舗の古典料理 2.和風フレンチ 3.変則フレンチ

もちろん、それぞれなりの良さがあるのですが、
この『メシャン・ルー』は、このどれにも属さない。
店構えもコース構成も、そして料理もスタッフも、新しい感性で作られた店。
だからといって、クラシックを疎かにしているわけでもなく、
料理もしっかりとしたものを出してくる。

これまで京都になかったタイプのレストランが登場したことで、
京都のフレンチシーンは新しい段階へステップアップしたのではないでしょうか。

店データ
店名:メシャン・ルー(フレンチ・京都) >>HP
住所:京都市中京区寺町通二条上ル常盤木町55 >>地図
アクセス:京都市営地下鉄・京都市役所前駅より徒歩5分
電話:075-212-2012


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