だが、それがいい 『大西亭』

相変わらずネット上の評価では微妙な『大西亭』。
そりゃいまのフレンチの流行りとは、ある意味真逆な料理だけれども。
僕はここの、いい意味での大雑把さが、何となく好きなんです。

この日は相方留守のため、一人ディナーで。
夜のコース2,800円~と、まさにビストロ価格。

・伊賀豚のソーセージブリオッシュ包み

20101204onishitei01.jpgうは・・・ソーセージ1本(笑)
付け合せにラタトゥイユと半熟玉子、緑のソース

ブリオッシュはやや固めというか、乾燥気味?
でも、ラタトゥイユやソースと合わせるとちょうど良い感じ。
計算なのかどうかよくわからないけど、そういう細かいことがどうでもよくなるのよね。

・鹿児島産サルセルのロースト(+1,500円くらいだったかな?)

20101204onishitei02.jpgちょwww玉ねぎ1個www どんだけ漢前な料理。

サルセルは初めてだったかな。実はあんまジビエ好きじゃないからなー(鹿除く)。
肉より内臓メインになるみたいで、とても柔らかくローストされています。
肉自体の味はもちろん、内臓、ソースに至るまで、パワフルな料理。
モモ肉、というか足のところは、塩焼きに近く、これはジューシー。
この、一人でまるごと味わう、というのはこの肉の醍醐味ですね。
しかし、相変わらずここは濃いぃ料理だ。


・チーズ

写真は省略。カマンベールと何か白カビ系の2種で、量もたっぷり。
両方白カビ系だったのは、シャンパンが残ってたから、という気遣いかもしれないが、
何となくここにそんな気遣いはして欲しくない(笑)
「あったから出したんだからねっ」って、シンプルな理由が良いのです。

ふぅ。僕の「濃いぃ料理」を食べたい欲はココで満足できるなぁ。
たぶん、ここの料理は大雑把なところが散見されます。

だが、それがいい。

ときどき「それがベストなの?無駄じゃない?」と聞きたくなるところがあっても、
その(無駄)が、僕を満足させてくれているような気がするのです。

「無駄を省くこと=洗練」と定義されるモダンフレンチとは正反対な料理だけど、
僕にとっては、いろんな無駄があってこそのフランス料理だと思う。

店も客も無駄と思っていることでも、実は必要なことで、
本当はそれが欠けるとおいしくなくなってしまうのではないか。
実は「シンプル」と金科玉条を唱えているだけで、
視点を、世界を狭めているだけじゃないのか。

何でも「シンプルに」が叫ばれる最近のフレンチにおいて、
料理に散りばめられた様々な(無駄)で、新たな発見を与えてくれるのが
ここの料理の魅力だと、僕は思ってやみません。

店データ
店名:大西亭 >>HP
住所:大阪市福島区福島2-10-23 >>地図
アクセス:JR福島駅から徒歩5分
電話:06-6451-0740




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