前に進む姿勢 『ユニック』

そういえば今月フレンチのレストランって行ってない・・・と気付いてしまった。
そんな訳で、3つ候補を挙げた中から相方が選んだのが、北浜の『ユニック』。

ディナーは4,000円台のコースもあってリーズナブルですが、
ここは真ん中の6,300円のコースを予約時に指定。
ずいぶん前のランチに続き、2回目の訪問です。


・カボチャのスープに、カボチャのマカロン

20101023unique01.jpgスープには生で食べられるカボチャを浮かべ、アクセントにシナモン。
ちょっとアクセントが強いか。
マカロンのクリームもカボチャ味。メレンゲの上部がちょっと固めかな。
クリームは良いですね。


・牡蠣のムースとタルタル、海草のマドレーヌ、海水のジュレ

20101023unique02.jpg海の中をイメージさせる皿に牡蠣をメインに、トップには貝型のマドレーヌ。
なるほど、牡蠣と、牡蠣のあるシチュエーションを表現した訳ですね。

口に運ぶとき、最初の一口。これは正直なかなかキツイです。
牡蠣特有の臭さというか、苦さというか、その香りが鼻につくんです。

しかし、半分くらい食べ進めたあたりから、変わってくるんです。
ムースの牡蠣特有の強い香り・風味が、旨みに変わってくる。
たとえて言うなら、未経験のブルーチーズに近いような。
さらに、ジュレがさわやかさを加えて、最後まで飽きません。

マドレーヌは甘めでしたが、これはもっとサレでもいいかも。
苦手な人は苦手かもですが、驚きもありつつ、
面白い、そしておいしい前菜でした。


・白子のムニエル、ブイヤベースのスープ、ゆずの香り

20101023unique03.jpg南仏風のスープに、カリッとした白子。
運ばれた瞬間に、爽やかな香りがするので、何だろう?と
記憶の引き出しを開けるうちに、ゆずが出てきました。
上にはハーブを乗せて、これは南仏らしくぺルノーのイメージかな。

スープはもうあと、ひと塩が欲しいかな。
あと、やっぱりゆずは立ちすぎるというか、他の香りを邪魔してる気がします。


・甘鯛のうろこ焼き、3種のかぶらと、野菜とケッパーのソース
20101023unique04.jpg通常のかぶら、姫かぶら、フルーツかぶら。チュパカブラはいません(笑)

これはシンプルにおいしかったな。
パリッとした鱗と、日本の魚らしい繊細というか、柔らかな身。
その食感の違いははもちろん楽しめますし、塩もいい感じ。
ソースは野菜の甘みと旨みが溶け込み、ケッパーの酸味が美味。
個人的にはこの倍くらいソースが欲しいかも。

魚の下にはリゾットが敷かれ、こちらはカニ風味。
うん、これもおいしい♪


・薔薇の香りのグラニテ

20101023unique05.jpgさっぱり。


・岩手県産ほろほろ鳥のロースト トランペット茸のピュレ(相方チョイス)

20101023unique06.jpg
ややごちゃついてますが、最近流行りの盛り付け、って感じですね。

・フランス産シャロレー牛のロースト ブーダンノワール、ジロール茸のピュレ

20101023unique07.jpg肉料理はこの2種と、銀の鴨からの3択でした。

牛肉は上にブーダンのペーストを乗せてます。
悪くは無いけど、苦味が立つ感じで、個人的にはそんなに好きではないかな。

茸のピュレが、ほろほろ鳥と違うあたりはいいですね。
違うお肉を頼んだのに、付け合せが同じだと、何だか寂しいですし。


・タピオカ、柿、トニック・・・の口直し

20101023unique08.jpgシュワッとします(ウルトラマンではない)。


・イチヂクのコンポート、お米のアイス、ポン菓子、ロゼワインのジュレ

20101023unique09.jpgジュレがちょい味強いけど、どこにでもあるコンポートと違う、
こちらならではの個性をこの料理に持たせていますね。


・栗のミルフィーユ・南瓜のアイス

20101023unique10.jpgアイスがちょっともったりしてるけど、栗のクリームがなかなかおいしい。
個人的にはチュイールよりパイ生地のミルフィーユのが好きだけど、
これも十分おいしくて満足です。


・ハーブティ、プティフール

20101023unique11.jpgハーブティーはこの時期限定でフレッシュがあったそうなのでそちらを。
ちゃんと蜂蜜も出されますし、何よりプティフールがマドレーヌと、
クリームブリュレってのが面白い。

しかもこのブリュレ、とろりと濃厚で、バニラビーンズもしっかりと美味。
ブリュレにアイス乗せたデザートしかないようなレストランは見習うべきです。


全体的に、「UNIQUE」の名の通り、意欲的というか個性的な料理を
出そうという姿勢が、よく伝わってきます。
意欲的な分、完成度がもうちょっと...という皿も一部見受けられますが
(たとえばブイヤベースにゆずの香りを加えたものなど)、
牡蠣の前菜は意欲も味もとても良く、技術も追いついてきています。
甘鯛の魚料理もシンプルですがとてもおいしかったですしね。

料理の基本的な部分はきっちりしてると思いますし、
全体的な味のセンスにはしっかりしたものがあるので、
これから料理の完成度を上げていくことで、もっと良くなっていと思います。

店データ
店名:ユニック(フレンチ・北浜) >>HP
住所:大阪市中央区伏見町2-2-3 伏見ビル1F >>地図
アクセス:地下鉄堺筋線・北浜駅から徒歩5分
電話:06-6202-1129





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