■大人のための、隠れ家和創作和食
JR桜ノ宮駅から10分ほど歩いたところにある『miyama Tenmabashi』へ。割と近所なので自転車で行きましたが、電車だと少し不便かもしれません。場所は帝国ホテルの目の前です。
このお店は「アテ・キュイジーヌ」という、和とフレンチを融合させた創作料理をオープンキッチンで提供します。料理は6000円、8000円、10000円(要予約)の3コース。今回は6000円のコースをいただきました。

まずは付きだしとして、ふぐと牛蒡の白雪和え。ふぐより白和えの味が勝ってしまってますが、牛蒡の懐かしい味わいで、全体としては悪くないです。

ワカサギの蕎麦の実のフリットは、蕎麦の実でカリッとした食感が強調され、揚げ物としては重たさのない爽やかな仕上がり。見た目は地味ですが、しっかりと作られています。

椀物(?)は、黒豆のすり流し 蟹玉豆腐と共に。ふたを開けた瞬間に香る豆の風味が食欲をかき立てます。また、見た目、色の重さとは裏腹に、軽いのど越しに驚かされます。この見た目と味わいのコントラストが良いですね。そして、具のかに玉豆腐(写真では見えませんが)は、すり身にしたかにに、色鮮やかなかにの脚肉を巻きつけています。黒い汁の中から出てくると、ちょっと違った印象を受けますね。この日のお気に入りの一品です。

続くは、旬野菜(くわい、むかご、かぶらなど)のココット蒸し トリュフの香り。ここまでは和の料理ですが、ここでアクセントとして、洋の一品です。かわいいストーブのココットですねぇ。トリュフの香りも良いですが、スープの甘さに舌鼓。

造り(?)は、ふぐ刺しでアサツキを巻いて。カウンターでふぐを切り、あさつきともみじを巻く作業を見るのはとても楽しい。こういうカウンターのライブ感は、フレンチより和食の方が面白いですね。程よい辛さのピリッと感、ふぐの食感が素直な美味しさです。

ごく普通のグリーンサラダに続き、蛤しんじょう 海老そぼろあんかけ。蛤のしんじょうはとても繊細な味で、白髪ネギを少し揚げたものをかけてあります。あんは少し甘味が強いかな? 海老の細かいぷりぷり感がありますね。また、小さなお餅の粒も入っていて、いろんな食感が味わえるのも良いです。
最後に、こちらの締めは寿司。大和屋(林泉かな?)出身という速水氏が、目の前で1貫ずつ握って出してくれます。
醤油も塗られた状態で出てくるので、手で摘んでいただきますが、この際に指ふきが出てくるのは嬉しいですね。シャリはふわっと握られていて、口に入れて初めてほろりと崩れる口どけの良さ。この柔らかさなら、もう少し酢飯の締めが強い方が好みですけども。ひらめ、サーモン、いか、大トロ、あじと5貫いただきましたが、どれもなかなかおいしかったです。やはり、こういうライブ感は和食に限りますね。キノコの赤だしも共にいただきます。

デザートはフルーツとメレンゲだったかな。ちょっと時間がたってしまったので忘れました...。まあ、和食のデザートならこんなものかな、と。フレンチ慣れしてると寂しいですけど、和食ですしねぇ。この辺は和仏の考え方の違いでしょう。

■客層の良さは特筆もの
最後はコーヒーで締め。全体としては、なかなか好感。ちょっと辺鄙な場所にあるため、近所の高級マンションや帝国ホテルの宿泊客など、客筋の良さは特筆ものです。お洒落なニットの男性がそこそこの活気とともに楽しんでます。間違ってもミーハーで騒がしい方は行かないで欲しいお店。
カウンター和食のライブ感を楽しみつつ、割烹のような「男臭さ」もない空間で、夜6000円~の和食はなかなかコストパフォーマンス的に良いと思います。8000円のコースはお凌ぎと主菜もプラスされるみたいですし、また行ってみたいと思います。
| 店データ |
| 店名:Miyama Tenmabashi 【閉店】 |
| 住所:- |
| アクセス:- |
| 電話:- |
間違ってもミーハーで騒がしい方は行かないで欲しいお店…
勉強になりますね。
>2008年5月13日のコメントさま
市内中心部を離れれば離れるほど、そういったお店は多くなりますね。