『オー・グー・ドゥー・ジュール』でディナー

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■サービスマンが独立したレストラン

レストラン『ル・ブルギニオン』でサービスを務めていた岡部氏が独立し、『オストラル』の中村シェフとともに立ち上げたお店、『Au Gout du Jour(オー・グー・ドゥ・ジュール)』。って言われても、そのありがたみ(?)は僕にはわかりません。何せ地盤が関西なもので。最近、この手のサービスの方がオーナーとして独立したお店がよくありますね。以前行った『シュマン』もそうでした。でも、大阪、いえ、関西ではとんと聞きません。実際、東京でフレンチを食べてると、味はともかく、サービスは全般に東京の方が上だと感じることが多いです。

■女性~年配の方まで、幅広い客層

お店は麹町から少し歩き、角を曲がったところに、こじんまりとあります。フェミニンに飾られた入り口がなければ、見落としてしまいそうな地味なビルの1階。入るとウェイティングがあり、奥に長い構造。白い壁に、これまた白いクロスの2枚がけ、黄色い椅子。全体として、女性を意識した造りでしょう。奥に長い部屋ですが、横に3つほどテーブルがあります。まだ早いので、誰もいないかと思えば、40代くらいの女性3名がすでに着席しておられ、ワイン談義に花を咲かせていました。ほかのお客さんも女性が中心ですが、一組だけ年配の方のグループも。ようするに、若い男性が一番敬遠するお店、ということでしょうかね。でも、僕はこちらでひとりディナーです(笑) 料理の前に、まずシャンパン。こちらのお店の常連さんであるあじさんに、この日に予約したのをmixiの日記で知られていたため、「○○さんからです」と(笑) せっかくですし、いただきました♪

■この値段で素晴らしいコース

料理は5250円~でコースがあり、アラカルトも充実。なにより素晴らしいのが、アラカルトのハーフポーションがあること。いろいろなものを少しずつ楽しみたいという、女性の望みをよくわかっています。そして、5250円でも驚きのコストパフォーマンス。アミューズ+前菜+スープ+魚+肉+デザート+プティフールという、合計7皿。大阪でもびっくりですが、東京でこんなお店があるなんて! とびっくり。しかも、サービス料なし...。いいんですか、これで? と心配してしまうくらい。とりあえず初訪問だし、大阪に帰らなくてはいけないので、この5250円のコースをオーダー。

まずはアミューズ。"チーズとベーコンのクリームブリュレ"です。お店のHPによると、このお店のコンセプトは「主張しすぎない料理」らしいですが、このブリュレもそう。確かに、主張しすぎない。でも、しっかり味はあるし、これでこそレストランの料理。チーズが強すぎると、この料理はビストロ料理になってしまうでしょう。その方がおいしいかもしれません。少なくとも、好みではあります。でも、ここはレストランで、これはアミューズ。一品として食べるのではないのです。だから、これくらいがちょうどいい味つけなのだと思います。

続いて前菜は"真鯛のカルパッチョ、ヴィネガーと醤油のソース"。これも主張しすぎない一皿。真鯛自体が、そもそもおいしい(僕が生魚を大好きなだけ?)のですが、盛り付け方も、きっちりしたレストラン。でも、量もしっかりあります。ソースの醤油は、あくまで風味付け。あくまでフレンチですからね。醤油は世界に誇る調味料です。

スープは"とうもろこしの冷製スープ"。コメントのしようがないくらい、素直な味。スープの中にはコーンの小さな塊(粒ではない)が少し入っていて、食感のアクセントに。サービスの人に「素直においしい料理ですね♪」と言ってしまいました。

さて、メイン。まず魚は"イトヨリのソテー サフランのソース しょうが風味のライス添え"。付け合せはナスにエリンギ。あと、魚の上に乗ってるのは何だったか忘れました。コレがすごく酸味をきかせた味付けにしてあり、サフランのクリームソースで重くなりがちな口を爽やかにしてくれます。魚の火入れ加減もなかなか。ライスは面倒だったので、ソーススプーンでいただいてしまいました(笑)

肉料理は"豚肉のパルマンティエ"。パルマンティエってじゃがいもの料理だったんですね。じゃがいもを広めた人の名前らしいです。アッシ・パルマンティエは知ってたんですが、パルマンティエは、てっきり牛肉とじゃがいもの料理のことだと思ってました(恥) そんな訳で、豚ひき肉をハンバーグのようにして、厚めに切ったじゃがいもを上に乗せた料理です。これも特別においしい! っていう訳じゃなく、素直においしい料理。噛んだ時の肉汁の出方は最高です。

デザートの前にチーズを追加。1種類315円で、2種類いただきました。全部で15種類強くらいあったのかな。名前忘れましたが(チーズの名前を覚えるのは苦手なのです)、カマンベール系のもの(手前)と、ハードタイプ。どちらも状態よく、おいしくいただきました♪

デザートは4種類から選択。悩み悩んで、レストランでは久しく食べてないショコラに。"ガトーショコラとマンゴーのソルベ"。これも主張はしないけど美味。外側のふんわり感もかなり良かったです。マンゴーのソルベは、キメが細かくて口どけも絶妙。

プティフールは2種類×2.焼き菓子は中はしっとりしていますが、外がちょっと変わっていて、むしろカリッとした食感。パート・ド・フリュイは何だろう...? 甘めのものでした。飲み物はコーヒー・紅茶・エスプレッソ・ハーブティーから選べます。夕方に『イデミスギノ』で、ヴェルヴェーヌのハーブティーを飲んたので、カモミールのハーブティーをいただきました。ややあっさりめでしたが、気分爽快。ハーブティーだけでも4種類あったのかな? これもすごいですね。

■サービスも万全

この店のサービスは岡部さんをはじめとする3人で担当。みなさん、にこやかで、すごく物腰の柔らかい対応。料理やワインの話題はもちろん、季節のことについて、若い人まで全員が話題豊富なのには驚きました。このサービスなら、誰を連れて行っても満足してもらえると思います。

■東京でありえないコスパ

料理の一つ一つがおいしく、しかも安い。ハーフポーションもある。サービスも万全。そして何とサービス料なし(!) これにはびっくりです。これだけのサービスを提供できる店は関西のホテル以外のレストランでは数軒しかないのでは。お会計を見て安いなーと思ったし、急いでたので詳しく見なかったんですが、後で見てサービス料がないことに気付いたのです。気付いてたら、チップを置いて帰ったのに。

価格的には、大阪で言えば『ヴァリエ』と同じ5000円台でメイン2皿が味わえる、素晴らしいレストラン。でも、こちらはより女性が楽しめる内装とサービスですね。しかも、レストランの物価が大阪より2~3割高い東京で、このコストパフォーマンスはありえない気がします。料理は今回、一番安いものでしたが、むしろこの店の奥の深さを感じさせるものでした。東京に行った際には、ぜひまた行きたいお店。次はアラカルトを食べたいですね♪

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店名:オー・グー・ドゥー・ジュール >>HP
住所:東京都千代田区四番町4-8
   野村ビル1F >>地図
アクセス:東京メトロ有楽町線 麹町駅より徒歩2分
電話:03-5213-3005



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