レストランの腕でビストロ料理を 『ダン・ル・シエル』

20060218danrusierunaisou.jpg大阪で数少ないグランメゾン『シェ・ワダ』で18年勤めたシェフがご夫婦で開いたビストロ。天神橋筋六丁目から歩いていくと、住宅地の中に突然トリコロールがはためいています。

内装は南仏を意識したビストロ、という感じ。ピンクのソファ席はやや違和感がありますが、ハコが小さいなりにきっちりとまとめている、という感じ。

夜のコースは3000円~。アラカルトは前菜700円~、メイン1500円~とリーズナブル。「食べたい」客には、イノシシのロースト4000円などもある一方で、ハヤシライス1200円など、バラエティに富んだメニューです。最初はコースにしようかと思ったのですが、雑誌で見たフォアグラのテリーヌがおいしそうで、どうしても食べたかった。また、この日はランチが『大西亭』だったので、軽めのアラカルトで。

20060218danrusierufoagura2.jpg前菜に、フォアグラのテリーヌ。スモークしたテリーヌにブリオッシュ、いちぢくとアプリコットのコンフィを添えて。テリーヌ、最初は酒が強いかと思いましたが、それも旨み。程よいフォアグラの濃厚さと、ブリオッシュのサクサク感がよく合う一品。これはパンではダメで、試しにパンと一緒に食べてみましたが、違う。サクサクのブリオッシュならではのコンビネーションです。よく考えられた取り合わせがとても気に入りました。それにフルーツの甘みを加える技。『シェ・ワダ』のキャリアを活かした、見た目もキレイな一皿で「レストラン料理」という感じでした。

20060218danrusierukamo.jpgメインは鴨のコンフィ。こちらは打って変わって典型的なビストロ料理。マスタードソースがちょいと冷たかったのが気になりましたが、もともと付けない主義なんで無問題。付け合せには、じゃがいものソテー。表面をカリカリに焼き上げ、塩加減も抜群。鴨は肉が柔らかく、シンプルにおいしいもの。

20060218danrusierudeza-to.jpgデザートにはフォンダンショコラとバニラアイス。濃厚なチョコレートです。どっちかというとチョコレートのテリーヌ、という感じ。普通においしいものでした。

20060218danrusierupan.jpgパンは天然酵母を使った自家製。白パンは少し酸味のあるもの。両方ともふかふかでおいしかったです。

お店全体としてはビストロですが、料理の腕はとても繊細なものを持っていると思います。子ども連れの方にも来て欲しいからと、ハヤシライスなど洋食っぽいメニューもあります。店の方向性はこっちで行くのかな? 個人的には、せっかくのグランメゾンで磨いた料理の腕を全開にした、レストランのフルコースもリーズナブルにあると嬉しいな~と思ってみたり。まあ、僕のわがままですね、これは。

※2008年に、天満橋へ移転。

店データ
店名:ダン・ル・シエル
住所:大阪市北区本庄東(旧住所)
アクセス:地下鉄天神橋筋六丁目から徒歩8分(旧住所)
電話:-



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