『シュマン』でディナー
東京・赤坂からすぐのフレンチ『シュマン』でディナーです。今回は5880円のコースを食べに、一人で訪問。ちょっとウェイティングが暗めなのが気になりますが...。コース立ては以下の通り(orでくくってあるものは、前者をチョイス)
●アミューズ:ゴルゴンゾーラのプチシューとタスマニア産サーモンのタルタル
●前菜:にんじんのムースとコンソメジュレ or 前菜(忘れました)
●魚料理:金目鯛のソテー きのこソース
●肉料理:仔牛のロニョン or 仔羊のロースト
●デザート:洋ナシのコンポート or ココナッツのブランマンジェ
●コーヒー
●プティフール:3種盛り
■料理の味は全体に濃厚
最初に出てきたのはパン(バゲット)。端っこの部分だったからか、皮が固くて食べにくかった...。二つ目のパンはそうでもなかったので、たまたまだと思います。
料理の方は、全体的に味が濃いめです。まずはアミューズ。ゴルゴンゾーラのシューは普通。もう少しインパクトが欲しいかも。サーモンのタルタルはラスクの上に乗っているのですが、パン→シュー→ラスクの流れは、生地ものが続いてちょっと飽きますね。サーモン自体はおいしかったので、ラスク抜いてもいいと思います。
■スペシャリテが塩辛かった
前菜はここのスペシャリテ、"にんじんのムースとコンソメのジュレ"。結構量があります。いや、ありすぎます。特にジュレ。にんじんのムースはすごくおいしいんです。甘くて、なめらかで...。しかし、コンソメのジュレがいかんせん塩辛い。しかも量が多い。それなら、にんじんをムースにせず、ガスパッチョみたいにしてあさつきを散らし、中央に少しジュレを乗せてくれた方が好み。ジュレが少量ならおいしく感じられたのですが。
魚料理の金目鯛。こちらは素直においしかったです。塩はやはり強めですが、ちゃんと旨みになってます。何より、火入れが素晴らしかった。皮目をパリッと、中はほくほく、かつジューシーに。ソースはきのこだったのかどうか、いまいちわかりにくかったです。一瞬、ごぼうソースかと思ったのですが。付け合せの緑と魚の赤色の見た目もバランスよく、良い一皿でした。
■肉料理だけは「?」
肉料理はロニョン(牛の腎臓)をセレクト。これが今回、一番問題でした。なにせロニョンの味が薄い。「ロニョン食べた!」って実感が持てないのです。いや、それだけならまだ良かったのですが、ソースの酸味が強すぎる。いわゆる普通のバルサミコソースなのですが、肉の薄味とのバランスが悪い。つけあわせにはリュバーブを使うなど、すごくバラエティに富んでいて好きな皿なんですが...。ロニョンの火入れが悪かったとは思えないのです。魚の火入れがあれだけ抜群でしたし。ならば素材の問題なのか、何なのか。謎が残る一皿でした。
デザートは洋ナシのコンポートを。実は、今回一番の当たり料理。洋ナシの柔らかさ、味、その周りのシャーベット、そして上に乗っているベルベーヌのアイスの爽やかさ、それぞれ単品でもおいしいし、すべて一緒に口に入れると見事に調和した味。これだけで一気に幸せな気分になれました。
コーヒーは苦味が強く、酸味の少ない濃厚なもの。好みの味です。特に前のデザートが甘みに加えて酸味があり、なおかつ後にプティフールが控えていますので、苦めのコーヒーが合います。そのプティフールはごくごく一般的な3種をバランスよく。締めには良い一皿でした。
■落ち着いた大人のレストランです
総評としては、肉以外は及第点。魚・デザートは、とてもgood。お店の雰囲気は、関西でいえば神戸の『シェ・ローズ』を広くして、いい意味でちょっと気取った感じでしょうか。関西、ましてや大阪にはない、雰囲気の良さです。客の年齢層はやや高めで落ち着いています。初老の紳士が楽しそうにソムリエの方と会話していました。こちらのソムリエは「キザ」と言われているらしいですが、確かにそうです。でも、その動作が似合っているので良しとしましょう。隣のカップルの皿を交換し合うのに気付いて交換してあげるなど、目配りはバッチリの様子。いずれにせよ、料理の味といい、特にワイン好きの方にいいお店だと思います。
【07年11月追記】
ミシュラン東京版2008で、一つ星を獲得しました。料理は王道系ですから、よく健闘していると思います。サービスも良いし、雰囲気もプチメゾンとしては上質ですので、この評価にも納得です。
| 店データ |
| 店名:シュマン >>HP |
| 住所:東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワーANNEX >>地図 |
| アクセス:千代田線「赤坂」駅2番出口より徒歩3分 |
| 電話:03-3568-3344 |
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