『羽山料理店』でディナー
開店してまだ1年ちょっと。『羽山料理店』は、今売り出し中のビストロです。系統的にはがっつり系のビストロフレンチ。たとえるなら『ラ・トォルトゥーガ』に近いです。違うのは内装。あちらは少し落ち着いたトーンで、すこしスノッブさを出していますが、こちらは新町・堀江付近のカフェっぽい内装です。オレンジがかった木目に茶色の革張りっぽい椅子。若者向けかと思いきや、意外に年齢層は高めです。30代以上の、カタカナ肩書きのお洒落な男性がワインを空けながら食べている、という雰囲気。
料理の方はすべてアラカルト。コースはありません。この日のメニューでは、突き出しが500~1000円。前菜が1000~1700円。メインが2000~2700円と良心的。しかも、一品の量が多めなので、二人なら突き出し1、前菜2、メイン1くらいで十分です。メニューは手書きの紙に書かれていました。その日の日付が書かれているということは、ある程度毎日変わっているのかなーと思います。
■二人なら3皿で十分のガッツリ系
キッシュは突き出しですが、けっこう出てくるのが遅かったです。味のほうはやや軽め。『トォルトゥーガ』のそれがチーズでドン!と来るものだったのに対して、こちらはポテトの味を楽しむ感じです。塩が少し薄いかとも思いますが、ポテトがおいしいので可。
次に、前菜の盛り合わせ。この量(二人分)で1700円! お得すぎます。内容も一切手抜きなし。盛りは写真前から時計周りに、スモークサーモンと野菜のマリネ、仔ウサギとフォアグラとクルミのテリーヌ、豚トロとにんにくのリエット(パン付)、佐用牛のたたき エストラゴン風味、生ハム、豚肉のパテ ド カンパーニュ、サバと野菜のジュレがけ。真ん中にトリ貝のカルパッチョ(?)です。これだけの種類が味わえるんですからたまりません。味もすべてパンチが効いています。豚のパテはちゃんと臭みが消してありながらも、しっかりした味付け。でも濃すぎないので一般向けになっています。見た目の色には少し乏しいですが、サバのジュレがけで酸味のあるものが入っているので、豚肉など濃いものが多い中にもバランスが保たれています。
■シンプルにおいしいメイン料理
メインは牛で。インターネット上でこれがおいしいという話を見たので、ぜひ食べてみたかったんです。普段はあまり牛なんて食べないんですけどね。味はすごいですよコレ。僕はビールがぜんぜん飲めないし、味も苦手なんです。でも、このビール煮はまったくビール臭さがない。柔らかく、しっかりした味付けの牛肉に、バターの香りのするポテトのペーストがよく合います。量もたっぷりあってこのお値段。すばらしいです。
三種類のパン(写真)の中には、近くの『ブランジェリー タケウチ』のモノも。あとは、フランスパンとオレンジピールの香りが強いパン。それと、自家製のフォカッチャ。このフォカッチャが見た目のつまり具合や味ともに素晴らしいもので、おかわりしてしまいました。
デザートはあさぎり茶のプチポ。中身はプリンです。でも、このプチポ、すごく濃厚! 色は普通のプリンのように黄色がかったものですが、すごくお茶の味がします。抹茶味好きの僕にはたまりませんでした。これだけの料理にウーロン茶とグレープフルーツジュース(各600円)をつけて、2人で合計6550円。
料理だけなら個人的には『トォルトゥーガ』を超えてNo.1かも。雰囲気はあちらの方が好きですが、こちらも元・セレクトショップのようなハコに入っていていい感じです。
ネックはなにわ筋より西にあり、うっそうとした公園の前を通ることかな。でも、それだけの価値がある料理。『羽山料理店』の「料理店」という言葉に恥じない、味・コスパの料理であることは間違いないです。
| 店名:羽山料理店 | |
| 住所:大阪市西区靱本町2-5-1 丸文靱ビル1F >>地図 | |
| アクセス:地下鉄四ツ橋線 本町駅徒歩10分 | |
| 電話:06-6449-6369 |
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